Linuxで使えるCiscoルータのエミュレータにdynamips(cisco7200シミュレータ)がありますが、これはコマンドラインのみでそのままでは使いづらいものです。
dynagenというコマンドラインベースのフロントエンドツールで幾分使いやすくなりますが、今回GNS3というGUiのフロントエンドツールがあることを知りましたので、使ってみました。
下の図のような、ルータのアイコンをドラッグアンドドロップして、トポロジー図を書くことで、自動的にその図のとおりに構成されたルータが準備されます。日本語対応しているのもいいですね。

dynamipsのホームページからdynamipsをダウンロードします。自分のプラットフォームにあうbinファイルをダウンロードし、chmodで実行権限をつけるだけで、実行可能になります。なるべく最新版(RCが付いている、非安定版でも)を持ってきてください。
GNS3のホームページからGNS3をダウンロードします。これは適当なディレクトリで展開しておいてください。pythonが必要になりますので、無い場合は準備しておいてください。
dynamipsはハードウェアエミュレータでしかないため、その上で動くCiscoルータのOSである、IOSのイメージが必要になります。Ciscoのページからダウンロードすることができますが、Ciscoは一般向けにダウンロードを許可していないので、実際のルータに接することのできる人でなければ、入手は難しいでしょう。
dynamipsのbinファイルをPATHの通ったディレクトリに置いて、GNS3の展開したディレクトリ直下にあるgns3を実行します。
GNS3の「編集」-「設定」メニューから、設定画面を開きます(初回は英語のメニューになっています)

上部の「言語」で日本語を選べば、日本語になります。ターミナルコマンドは標準のxtermでは使いづらいので、gnome-terminalなどにすると良いでしょう。プロジェクトディレクトリは、構成情報の保存先になります。IOS/PIXディレクトリはIOSイメージの保存先になります。
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左のペインでDynamipsを選び、dynamipsのbinファイルへのパスを設定します。下のテストボタンを押し、成功すれば設定終了です。
次に、「編集」-「IOSイメージとハイパーバーイザ」を実行し、IOSイメージのパスを設定します。
どのルータのIOSイメージかは、自動的に選択されますが、たまに間違えるので手動の変更が必要になります。
設定が終了したら、実際に使ってみます。
「ノード種類」からルータをドラッグアンドドロップし、設置します。ここでは2つのルータを設置しました。デフォルトで名前はR0とR1になります。
上のボタンから「リンクの追加」を押し、FastEthernetを選択し、R0とR1をクリックすると、自動的にインターフェースFa0/0同士が接続されます。
ルータが選択された状態で、上のボタンから「IOSをロードする」と、「トポロジの概要」のR0とR1のランプが赤から緑に変わり、ロードされます。
上のボタンから「全IOSにログインする」と、terminalが起動し、IOSにシリアルでログインした状態になります。
これだけのことがGUIでできるとは、素晴らしいですね。
もっと詳しい使い方やトポロジを紹介したいと思います。
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